GitとGitHubを用いた共同開発
共同開発で生じる問題
2人で企画書を作成することを考えてみてください。1人が企画書を書いた後、それを相手にメールで送り、相手はそれをさらに修正してまたメールで送り返すということを繰り返します。このようにすると、1人が編集している間はもう一人は企画書を編集できなくなってしまいますし、メールで送り合うのは手間がかかりますし、やり取りが複雑になってしまいます。
GitとGitHubを用いた共同開発の仕組み
GitとGitHubを用いることでこの問題を解決することができます。まず、GitHub上にリポジトリを作成し、他のメンバーがそのリポジトリにアクセスできるようにします。Gitにはブランチという仕組みが備わっています。メンバーは変更を加えたい時には、メインのブランチからその変更を加えるための専用の作業場所であるブランチを作成します。そして、そこで変更を加えて、コミットを作成します。
そして、作業が終わったら、メインのブランチに自分のブランチの変更を取り込みます。ここで、GitHubにはプルリクエストという機能があります。プルリクエストを作ることで、自分がどのような変更を加えようとしているのかを他の人に確認してもらうことができます。そして、その変更が良さそうだったら、メインのブランチに取り込みます。
このように、プロジェクトの本体に影響を与えずに同時並行で開発を進めることができます。